東京都では職員が安心して勤務を続けられる環境をつくるため「社会福祉施設におけるリスクマネジメントガイドライン」を作成しました。
平成21年5月11日福祉保健局
社会福祉施設(主に介護老人福祉施設)において、防げるはずの介護事故を予防することは、「利用者サービスの質の向上」とともに「職員が安心して勤務を続けられる環境づくり」へとつながります。
しかしながら、社会福祉施設におけるリスクマネジメントの取組のノウハウは、十分に共有・蓄積されていない面があります。
こうした状況をうけて、社会福祉施設においてリスクマネジメントの取組を進めるための方策について、ガイドラインを策定したのでお知らせします。
- 目的
社会福祉施設におけるリスクマネジメントの取組方策を明らかにすることで、経営の健全化及び運営の適正化を図ります。それにより、サービスを向上させ、職員が定着する環境づくりを促進していきます。
- ガイドラインの特徴
- 5つの施設で実際にモデル事業を実施し、検証した結果に基づいて作成しました。そのため、各施設で、すぐに活用できる内容になっています。
- リスクマネジメントの仕組みを6つの分野「報告制度」「委員会」「手順書」「研修」「家族とのパートナーシップ」「介護記録」に焦点をあてて解説しました。分野ごとに、施設の成熟度レベル(レベル1〜5)、取組状態、現在のレベルから次のレベルへとステップアップするための取組を提示しました。
- 自分の施設の成熟度レベルを評価しやすいように、分野別のチェックリストを作成しました。
- ガイドラインの活用
今後、ガイドラインを活用して社会福祉施設を対象に、研修を実施する予定です。
※社会福祉施設におけるリスクマネジメントガイドライン
問い合わせ先
福祉保健局生活福祉部地域福祉推進課
電話 03−5320−4049